たがお認めになった計画ですね。」
「それはそうですとも。」
と、朝倉先生は相手の皮肉にはいっこう無頓着《むとんちゃく》なように、まじめくさって、
「創意を生かすといったところで、任せっきりでは、まだ何といってもあぶないことがあるものですから。」
「しかし、あなたにお認めいただいたにしては、今日のご計画は少し変ではないですかね。」
小関氏は、真正面から切りこむ肚《はら》をきめたらしく、その顔には、もうつめたい微笑も浮《う》かんでいなかった。
「そうでしょうか。」
と、朝倉先生はやはりとぼけている。
「こんなに、ばらばらになってしまっては、第一、眼もとどきませんし、まじめに意見の交換をやるかどうか、わからないじゃありませんか。」
「それはだいじょうぶでしょう。青年は信じてさえやれば、それほど裏おもてのあるものではありませんから。」
小関氏の青白い頬《ほお》がぴくりと動いた。が、すぐ、
「かりにまじめな意見交換が行なわれたとしましても、議論になった場合、その黒白はだれがつけてやるんです。」
「青年たちがおたがいの間でつけるんじゃありますまいか。」
「それができれば、言うことはないんで
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