している人数は、すべてで、どのくらいでございましょう。」
「千四五百のところらしいのです。むろん正確ではありませんが。」
「すると、それだけの兵隊さんが、はじめから計画に加わっていたわけなのでございましょうか。」
「そんなことはないでしょう。下士官以下は将校の命令で動いているにすぎないと思いますね。」
「そんな兵隊さんたちこそ、ほんとうにお気の毒ですわね。」
「ええ、それなんです。だれの胸にもすぐぴんとこたえるのは……。成り行きしだいでは、青年将校たちと同じように賊名《ぞくめい》を負わなければなりませんし、万一そんなことにでもなったら、実際、何と言っていいか……」
「そのうち、参加者の名前もわかるでしょうが、家族の方たちのお気持ちはどんなでしょう。」
「実は、市内の人で、自分の息子《むすこ》が参加していやしないかと、それを心配して、走りまわっている人が、もう何名もあるそうです。」
「そうでしょうともねえ。」
 みんなは、めいめいにテーブルの一点に眼をおとして、まただまりこんだ。
「そこで――」
 と、田沼先生は、ちょっと腕時計《うでどけい》を見て、
「午後の読書会は一時からでしょう。も
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