でゆわえるもの、ゆわえられた束《たば》を薪小屋に運んで整理するもの、とだいたい五つの班にわかれていたが、管理部の人員の割り当てに、多少の誤算があり、はじめのうちは手持ちぶさたの塾生や、忙《いそが》しすぎる塾生がないでもなかった。しかし、そのでこぼこも、間もなく修正された。
朝倉先生も、次郎も、むろん作業に加わった。こうした場合、二人は決して計画したり、指揮《しき》したりする側にはたたなかった。それどころか、一般《いっぱん》の塾生たちと同じように、それぞれどの班かに割り当ててもらって、班長の指揮の下《もと》に働くようにしていたのである。もっとも、全体の様子を観察する必要から、比較的自由な立場にいたことは、言うまでもない。
次郎は木のぼりの班に加わり、朝倉先生は薪小屋整理班に加わっていた。
木にのぼって、鋸《のこぎり》をひきながら、次郎は、たえす、恭一にあてて書いた手紙のことばかり考えていた。
(もし恭一の手紙にあるように、道江の自分に対する気持ちに、いくらかでも望みがあるとすると――)
そんな仮定がいくたびとなくかれの頭の中を往復した。ばかな! と、そのたびごとに自分を叱《しか》
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