がいの責任だ。むろんこの設計は、明日からのすべり出しに、いちおうのよりどころを与えたまでで、これが最上のものであるとは保証できない。だから、だんだんやっていくうちに、不都合な点があれば、いつでも修正しようし、また、新しい案が出て、それがいいものであれば、どしどしとり入れて行くことにしたい。そういうことをやるのも、やはりおたがいの責任だ。あらためて言うが、友愛と創造、この二つを精神的基調として、これからのおたがいの生活を、すみからすみまで磨《みが》きあげ、いきいきとした、清らかな、そして楽しいものに育てあげていきたいと思う。」
そのあと、就寝前の行事として、最初の静坐《せいざ》がはじまった。塾生たちは、各室ごとに、きちんと縦《たて》にならび、朝倉先生の指導にしたがってその姿勢をとった。
次郎は足音をたてないように、みんなの間をあるきまわり、いちじるしく姿勢のわるいのを見つけると、それをなおしてやった。
まっさきにかれの目についたのは、田川だった。田川はいやに胸を張り、軍隊流の不動の姿勢でしゃちこばっていた。そして、次郎が肩《かた》から力をぬかせようと、どんなに骨をおっても、なかなか
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