ことはあたりまえだ、今さら生活設計だの何だのと言ってさわぐことはない、と考えているかもしれない。しかし、これは大事なことだ。だれかにきめてもらった組織と、自分たちでその必要を感じて作った組織とは、全然意味がちがうからね。君らは、君ら自身の幾時間《いくじかん》かの体験によって、室長の必要を感じ、その制度を作り、その人選をすることになった。そうしてできあがった室長は、よかれあしかれ、君ら自身のものだ。したがって室長の言動に対しては君ら自身が責任を負わなければならない。そういったぐあいに、すべてを自分のものにしていくところに、おたがいの生活設計の意義があるんだ。何も世間をあっと言わせるような、珍《めずら》しい生活形式を強《し》いて作りだそうというのではない。形式は、むしろ平凡《へいぼん》なほうがいい。その平凡な形式を、ほんとうに自分のものにして、内容を深めていこうというのが、ここの生活のねらいなんだ。どうか、そのつもりで、奇抜《きばつ》な案でなければいけないだろう、などという考えにとらわれないで、実際君らが、君ら自身の生活に必要だと思っていることを、正直に提案《ていあん》してもらいたいと、私
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