なるかもしれん。しかし、さっきの話のようだと、少くとも現在のところは、それをきめておいたほうがいいらしいね。で、どうだ、さっそく今夜のうちにそれをきめることにしては?」
むろん、どこからも反対意見は出なかった。朝倉先生は、しばらくみんなの顔を見まわしていたが、
「では、懇談会が終わったら、すぐ各室で相談してきめてくれたまえ。それがまとまらないなんて言ったら、今度は、君らの恥《はじ》だよ。君ら自身でそうすることにきめたんだから。」
みんなが笑った。その笑いの中から、
「投票で選挙するんですか。」
「そんなことは、私にきいたってわからない。君らの室長を君らできめるんだから。」
朝倉先生は、くそまじめな顔をしてこたえた。それから、
「これで、生活設計の大事な一つである組織が、どうなりきまったわけだ。各室が室長を中心に小さな共同社会を作る。それが集まって、塾全体の共同社会ができる。その中心は塾長である私。それでいいね。」
みんなは、また笑いだした。なあんだ、そんなことが生活設計か、という意味の笑いらしかった。すると朝倉先生は、それをとがめるように、きっとなって言った。
「君らは、そんな
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