か》い顔をした。俊亮も、次郎がそう言うと、じっとその顔を見つめて、考えていたが、
「お祖母さん、どうでしょう、やっぱりお芳もやることにしては。」
「そうだねえ――」
と、お祖母さんは、お芳の方を見て、
「じゃあ、俊亮もああ言っているし、やっぱり行ってやることにしますかね。」
「はい。ではそういたしましょう。」
お芳はちょっとお浜を見て、台所の方に立って行った。お浜はその時、次郎の顔を見ていたが、その眼は、いくぶん涙ぐんでいるようだった。
「すると結局、六人になってしまったな。大巻では、だしぬけに大変だろう。ご馳走はこちらから用意して行くんだな。」
「六人っていうと?」
と、お祖母さんがまたけげんそうな顔をした。
「恭一とお鶴、それで六人でしょう。」
「おや、おや、恭一も行くのかい。」
「次郎がみんなをひっぱり出すもんですからね。」
「そうかい。……次郎がね。……そうかい。」
と、お祖母さんは、やたらにうなずいた。
「どうだ、次郎、ついでにお祖母さんもひっぱり出しちゃあ。」
「ええ――」
次郎は顔を少しあからめて、お祖母さんの顔を見ていたが、
「そうだなあ、お祖母さんも行くとい
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