。だって、僕たちの方はみんな子供だから、そのぐらいはいてもいいと思ったんです。」
次郎はいそいで弁解した。
「うむ。そりゃあ、まあいいだろう。で、どんなふうにしてぶっつかったんだ。」
「僕たちの方は、五人が竹竿を持って行きました。」
「竹竿? ふむ。得物《えもの》はそれっきりか。」
「いいえ。そのうしろから、五人が棒をもって、ついて行きました。」
「ほう。棒をね。それから?」
「もう五人は、懐にいっぱい砂利を入れて、一番うしろにいました。これも、棒の短いのを腰にさしていたんです。」
「ふうむ。そしてその砂利をなげたのか。」
「はい、向こうが二十間ぐらいのところまで近よって来た時に投げました。」
「暗い所で、それが相手の青年だということがよくわかったね。まちがったら大変だったぜ。」
「月が出ていましたから、よくわかりました。」
「なるほど、ゆうべは月夜だったね。それで相手はどうした。」
「一人は石にあたったらしかったんです。あっと言ってすぐ土堤のかげにしゃがみました。すると、あとの四人が、どなりながら僕たちの方に走って来たんです。」
「みんな素手《すで》だったんか。」
「はい。」
「そ
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