って、そのわけをお話しになりました。すると天皇も、
「なるほどそれは道理である。あなたのなさったとおりでよろしい」とおっしゃってご満足になりました。
天皇は八年の間天下をお治めになった後、おん年三十八歳でおかくれになりました。天皇はお子さまが一人もおありになりませんでした。それでおあとにはお兄上の意富祁王《おおけのみこ》が仁賢天皇《にんけんてんのう》としてご即位《そくい》になりました。
天皇は大和《やまと》の石上《いそのかみ》の広高宮《ひろたかのみや》へお移りになり、皇后には雄略天皇《ゆうりゃくてんのう》のお子さまの春日大郎女《かすがのおおいらつめ》とおっしゃる方をお立てになりました。
天皇のおつぎには、皇子《おうじ》小長谷若雀命《こはつせのわかささぎのみこと》が武烈天皇《ぶれつてんのう》としてお位におつきになりました。そのおあとには、継体《けいたい》、安閑《あんかん》、宣化《せんか》、欽明《きんめい》、敏達《びたつ》、用明《ようめい》、崇峻《すしゅん》、推古《すいこ》の諸天皇《しょてんのう》がつぎつぎにお位におのぼりになりました。
※校正者註:底本の間違いと思われる箇所の
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