後にみんなは、その船が古びこわれたのを燃やして塩を焼き、その焼け残った木で琴《こと》を作りました。その琴をひきますと、音が遠く七つの村々まで響《ひび》いたということです。
天皇はついにおん年八十三でおかくれになりました。
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大鈴《おおすず》小鈴《こすず》
一
仁徳天皇《にんとくてんのう》には皇子《おうじ》が五人、皇女《おうじょ》が一人おありになりました。その中で伊邪本別《いざほわけ》、水歯別《みずはわけ》、若子宿禰《わくごのすくね》のお三方《さんかた》がつぎつぎに天皇のお位におのぼりになりました。
いちばんのお兄上の伊邪本別皇子《いざほわけのおうじ》は、お父上の亡《な》きおあとをおつぎになって、同じ難波《なにわ》のお宮で、履仲天皇《りちゅうてんのう》としてお位におつきになりました。
そのご即位《そくい》のお祝いのときに、天皇はお酒をどっさり召《め》しあがって、ひどくお酔《よ》いになったままおやすみになりました。
すると、じき下の弟さまの中津王《なかつのみこ》が、それをしおに天皇をお殺し申してお位を取ろうとおぼしめして、いきなりお宮へ火をお
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