》あっている。
さあつれて行け。
という意味をお歌に歌ってお祝いになりました。
皇子《おうじ》はとうから評判にも聞いていた、このきれいな人を、天皇のお許しでお妃《きさき》におもらいになったお嬉《うれ》しさを、同じく歌にお歌いになって、大喜びで御前《ごぜん》をおさがりになりました。
三
この天皇の御代《みよ》には、新羅《しらぎ》の国の人がどっさり渡《わた》って来ました。武内宿禰《たけのうちのすくね》はその人々を使って、方々に田へ水を取る池などを掘《ほ》りました。
それから百済《くだら》の国の王からは、おうま一|頭《とう》、めうま一頭に阿知吉師《あちきし》という者をつけて献上《けんじょう》し、また刀や大きな鏡なぞをも献《けん》じました。
天皇は百済《くだら》の王に向かって、おまえのところに賢《かしこ》い人があるならばよこすようにとおおせになりました。王はそれでさっそく和邇吉師《わにきし》という学者をよこしてまいりました。
そのとき和邇《わに》は、十|巻《かん》の論語《ろんご》という本と、千字文《せんじもん》という一巻の本とを持って来て献上しました。また、い
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