って見ましょうと御返事をしました。

       三

 ウイリイは厩《うまや》へかえって、自分の、灰色の小さい馬に、王さまがこんな無理なことをお言いになるが、どうしたらいいだろうと相談しました。
「それはあなたが一ばんはじめに拾った羽根のたたり[#「たたり」に傍点]です。私があれほど止めたのに、お聞きにならないから。」と馬が言いました。
「第一、その王女はまだ生きておいでになるのだろうか。」
「御心配には及びません。私がちゃんとよくして上げましょう。」と馬が言いました。
「王女は全く世界中で一ばん美しい人にそういありません。今でもちゃんと生きてお出《い》でになります。けれども世界の一ばんはての遠いところにおいでになるのです。そこまでいくには第一に大きな船がいります。それも、すっかりマホガニイの木でこしらえて、銅の釘《くぎ》で打ちつけて、銅の板でくるんだ、丈夫な船でないと、とても向うまでいく間《あいだ》持ちません。」と馬は言いました。
 ウイリイは王さまのところへ行って、そういう船をこしらえていただくようにおたのみしました。
 王さまは、さっそく役人たちに言いつけて、こしらえて下さい
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