とになつたのであります。その結果《けつか》、從來《じゆうらい》たゞ食物《しよくもつ》の材料《ざいりよう》を集《あつ》めるために、一日中《いちにちじゆう》骨《ほね》を折《を》つて働《はたら》いてゐた人間《にんげん》が、集《あつ》めた食料《しよくりよう》の貯藏《ちよぞう》が出來《でき》るようになり、食料《しよくりよう》が豐《ゆたか》になつたので働《はたら》く力《ちから》に餘裕《よゆう》が出來《でき》、それを他《た》の方面《ほうめん》に用《もち》ふることを得《う》るようになり、從《したが》つて文明《ぶんめい》が一段《いちだん》と進歩《しんぽ》することになつたのでありますから、土器《どき》の發明《はつめい》といふことは、人類《じんるい》の文明《ぶんめい》の歴史《れきし》の上《うへ》に一大事件《いちだいじけん》でありまして、ある學者《がくしや》のごときは、土器《どき》を知《し》らない人間生活《にんげんせいかつ》を野蠻的生活《やばんてきせいかつ》、土器《どき》をもつ人間《にんげん》の生活《せいかつ》を半開生活《はんかいせいかつ》と稱《しよう》して區別《くべつ》するくらゐであります。私共《わたしども
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