く》に關《かん》する標本類《ひようほんるい》ばかりを陳列《ちんれつ》してある所《ところ》は博物學博物館《はくぶつがくはくぶつかん》といふことが出來《でき》ます。その他《ほか》貝殼《かひがら》ばかりを竝《なら》べた貝類博物館《かひるいはくぶつかん》、電氣《でんき》に關《かん》するものを竝《なら》べた電氣博物館《でんきはくぶつかん》といふように、陳列品《ちんれつひん》の種類《しゆるい》は大《おほ》わけにも小《こ》わけにも隨意《ずいい》に區別《くべつ》することが出來《でき》ます。
[#「第二圖 京都恩賜博物館」のキャプション付きの図(fig18371_03.png)入る]
 私達《わたしたち》の知識《ちしき》を廣《ひろ》め學問《がくもん》の爲《ため》になる品物《しなもの》は千差萬別《せんさばんべつ》で、その種類《しゆるい》は實《じつ》に無限《むげん》に多《おほ》いのでありますから、これをみんな一《ひと》つの場所《ばしよ》に集《あつ》めて陳列《ちんれつ》することは容易《ようい》でありませんし、またさうした博物館《はくぶつかん》をこしらへるには非常《ひじよう》に大《おほ》きな建《た》て物《もの》
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