のであります。(第二十八圖《だいにじゆうはちず》)その隣《とな》りにある繪《え》は、現在《げんざい》南洋《なんよう》において實行《じつこう》してゐる水上住居《すいじようじゆうきよ》でありますが、いかにもよく似《に》てゐることがわかりませう。(第二十七圖《だいにじゆうしちず》)なほイタリイの北《きた》の方《ほう》などでは、水《みづ》はなくても低《ひく》い濕《しめ》つぽい所《ところ》に、湖上住居《こじようじゆうきよ》と同《おな》じような杙《くひ》をたて、その上《うへ》に小屋《こや》を作《つく》つて住《す》んでゐた人間《にんげん》が、新石器時代《しんせつきじだい》から青銅時代《せいどうじだい》にかけてをりました。

      (ロ) 磨製石器《ませいせつき》と土器《どき》

 さて新石器時代《しんせつきじだい》の人類《じんるい》はどういふふうな生活《せいかつ》をしてゐたかといひますと、やはり舊石器時代《きゆうせつきじだい》の人間《にんげん》と同《おな》じように、石《いし》を割《わ》つたり、叩《たゝ》いたりして製作《せいさく》した極《きは》めて粗末《そまつ》な器物《きぶつ》をも使《つか》つて
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