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 新石器時代《しんせつきじだい》の人間《にんげん》は、またあるところでは湖水《こすい》の中《なか》に棒杙《ぼうぐひ》を打《う》つてその上《うへ》に小屋《こや》を設《まう》けて棲《す》んでゐました。そしてその小屋《こや》が多《おほ》く集《あつ》まつて一《ひと》つの村落《そんらく》をつくつてゐました。これを湖上住居《こじようじゆうきよ》、あるひは杙上住居《くひじようじゆうきよ》と申《まを》します。イタリイの北部《ほくぶ》やスヰスあたりに多《おほ》くこの遺跡《いせき》があります。それはちょうど今日《こんにち》ボルネオのパプア人《じん》やシンガポールあたりの海岸《かいがん》で見《み》かけるのと同樣《どうよう》、陸地《りくち》との交通《こうつう》はたいてい小舟《こぶね》に乘《の》つたものです。(第二十七圖《だいにじゆうしちず》)なぜこんな所《ところ》に住《す》むのでせうか。それには種々《しゆ/″\》の理由《りゆう》があるでせうが、その一《ひと》つは敵《てき》の襲撃《しゆうげき》を免《のが》れ、猛獸《もうじゆう》の害《がい》を避《さ》けるためであつたでせう。また陸上《りくじよう》
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