》た繪《え》や、少《すこ》し趣《おもむき》を異《こと》にする繪《え》が、無數《むすう》にありますが、一風《いつぷう》變《かは》つた描《か》き方《かた》で舊石器時代《きゆうせつきじだい》の繪《え》と認《みと》められるものは、東《ひがし》スペインの洞穴《ほらあな》などに遺《のこ》つてゐる繪《え》であります。みな妙《みよう》な恰好《かつこう》をした人間《にんげん》の繪《え》で、それは今日《こんにち》南《みなみ》アフリカの土人《どじん》ブッシュマンなどが描《か》く繪《え》と非常《ひじよう》に似《に》てゐるのです。
さて私《わたし》たちは次《つ》ぎの室《しつ》にはひる前《まへ》に、ちょっと見落《みおと》した石器類《せつきるい》を一應《いちおう》見《み》ることにいたしませう。そこにあるのは舊石器時代《きゆうせつきじだい》の最後《さいご》の頃《ころ》であるオリニヤック期《き》のもので、その次《つ》ぎに來《く》るのが、舊石器時代《きゆうせつきじだい》から新石器時代《しんせつきじだい》に移《うつ》つて行《ゆ》く中間《ちゆうかん》のアジール期《き》のものです。石器《せつき》の造《つく》り方《かた》などは
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