。今日《こんにち》われ/\はラボックのわけ方《かた》によつて、石器時代《せつきじだい》を二《ふた》つとするのが普通《ふつう》であります。また石器時代《せつきじだい》から金屬使用時代《きんぞくしようじだい》にはひる中間時代《ちゆうかんじだい》を、金石併用期《きんせきへいようき》と名《な》づける學者《がくしや》もありますが、かようにわけて行《ゆ》けば限《かぎ》りなくわけられますけれども、それらの細《こま》かいことは改《あらた》めてお話《はな》しする時《とき》がありませう。要《よう》するにこの石器《せつき》、青銅器《せいどうき》及《およ》び鐵器《てつき》の三《みつ》つの時代《じだい》によつて考古博物館《こうこはくぶつかん》は、その陳列《ちんれつ》する品物《しなもの》を區別《くべつ》し、時代別《じだいべつ》によつて人類《じんるい》の遺物《いぶつ》を竝《なら》べて行《ゆ》くのが普通《ふつう》の方法《ほう/\》となつてをります。
それで私《わたし》は、これから皆《みな》さんに考古博物館《こうこはくぶつかん》を書物《しよもつ》の上《うへ》でつくり、そこへ案内《あんない》して説明《せつめい》して行《
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