く簡單《かんたん》な知識《ちしき》を授《さづ》けるために出來《でき》たもので、學校《がつこう》で習《なら》ふことを、一々《いち/\》實物《じつぶつ》に照《てら》して復習《ふくしゆう》することが出來《でき》ます。それですからいつも熱心《ねつしん》な男《をとこ》の子《こ》や女《をんな》の子《こ》が一《いつ》ぱいです。これも西洋《せいよう》で羨《うらや》ましいものの一《ひと》つであります。

      (ニ) 世界《せかい》で珍《めづら》しい博物館《はくぶつかん》

[#「第十一圖 ストツクホルム北方博物館」のキャプション付きの図(fig18371_12.png)入る]
 西洋各國《せいようかつこく》にあるいろ/\の博物館《はくぶつかん》の中《うち》で、一風《いつぷう》變《かは》つた特色《とくしよく》があつて非常《ひじよう》に面白《おもしろ》く感《かん》じたのは、ヨーロッパのスエーデン國《こく》のストックホルムにある民俗博物館《みんぞくはくぶつかん》であります。これはスエーデンの土地《とち》の風俗《ふうぞく》や習慣《しゆうかん》などを示《しめ》す博物館《はくぶつかん》であつて、ハゼリウスと
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