どにあるものはよく完備《かんび》してをります。動物《どうぶつ》の標本《ひようほん》は皆《みな》、ぱのらま[#「ぱのらま」に傍点]の風景《ふうけい》の中《なか》に、それをあしらつて、自然《しぜん》の景色《けしき》の中《なか》にそれ/″\動物《どうぶつ》が棲《す》んでゐる所《ところ》を見《み》せることに努《つと》めてをりますから、見物人《けんぶつにん》は大人《おとな》でも子供《こども》でも興味《きようみ》をもつてそれ/″\動物《どうぶつ》の生活状態《せいかつじようたい》を知《し》ることが出來《でき》るのです。かような博物館《はくぶつかん》は、アメリカの各州《かくしゆう》に一《ひと》つや二《ふた》つは必《かなら》ず設《まう》けられてあるのは實《じつ》に羨《うらや》ましいと思《おも》ひます。せめて日本《につぽん》にこんなのが一《ひと》つでも設《まう》けられたらと思《おも》はずにはゐられません。またアメリカには大《おほ》きな博物館《はくぶつかん》に附屬《ふぞく》し、また獨立《どくりつ》に兒童博物館《じどうはくぶつかん》といふのがたくさんあります。これは理科《りか》その他《た》に關《かん》して、ご
前へ
次へ
全290ページ中37ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング