内《もくかんない》の死體《したい》の胸《むね》のあたりに、圓《まる》い玉《ぎよく》で作《つく》つた璧《へき》といふものや、口《くち》の邊《へん》からは蝉《せみ》の形《かたち》をした玉《ぎよく》の飾《かざ》りなどが出《で》て來《き》ました。また玉《ぎよく》の飾《かざ》りをした劍《つるぎ》や鏡《かゞみ》、それから銅《どう》の壺《つぼ》なども出《で》ましたが、なかにも立派《りつぱ》なのは金《きん》の帶止《おびど》めです。この帶止《おびど》めは細《ほそ》い毛《け》のような金絲《きんし》と金《きん》の粒《つぶ》でもつて獅子《しゝ》の形《かたち》をつくり、それに寶石《ほうせき》をちりばめた細《こま》かい細工《さいく》は、今日《こんにち》でもたやすく出來《でき》ないと思《おも》はれるほど優《すぐ》れたものであります。またこれらの墓《はか》からたくさん漆器《しつき》の杯《さかづき》や盆《ぼん》、箱《はこ》などが出《で》ましたが、その漆器《しつき》には、これを作《つく》つた時《とき》の年號《ねんごう》や作《つく》つた人達《ひとたち》の名《な》が細《こま》かく彫《ほ》りつけてあります。それによりますと、漢
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