《がいこくてき》な刀劍《とうけん》と同時《どうじ》に用《もち》ひられてゐたのであります。これはそれらの刀劍《とうけん》が同《おな》じ墓《はか》から、一《いつ》しょに發見《はつけん》されることでよくわかります。
昔《むかし》の人《ひと》は、今日《こんにち》田舍《ゐなか》の樵《きこり》や農夫《のうふ》が山《やま》へ行《ゆ》く時《とき》に、鎌《かま》や斧《をの》を腰《こし》に着《つ》けてゐるように、きっと何《なに》か刃物《はもの》を持《も》つてゐたものと思《おも》ひます。また皆《みな》さんが學校《がつこう》へ行《ゆ》く時《とき》、鉛筆《えんぴつ》をけづつたりする場合《ばあひ》にないふ[#「ないふ」に傍点]が必要《ひつよう》であるように、昔《むかし》の人《ひと》も常《つね》に小刀《こがたな》を持《も》つてをりました。その小刀《こがたな》を刀子《とうす》と申《まを》しますが、それが墓場《はかば》からたくさん發見《はつけん》されます。この刀子《とうす》は男《をとこ》ばかりでなく、女《をんな》の人《ひと》もお守《まも》りに持《も》つてゐたと思《おも》はれますが、その鞘《さや》は木《き》でつくつたも
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