のゝほかに、毛《け》のついた皮《かは》を縫《ぬ》ひ合《あは》せてつくつたものが、一般《いつぱん》に行《おこな》はれてゐたようです。そしてお墓《はか》の中《なか》にほんとうの刀子《とうす》を納《をさ》めたばかりでなく、石《いし》でつくつた刀子《とうす》で、ちょっと見《み》るとなんの形《かたち》だかわからぬ形《かたち》をしたものをも、たくさん埋《うづ》めたのでありました。それがやはり古墳《こふん》から出《で》て來《く》るのであります。(第七十三圖《だいしちじゆうさんず》)
さて刀劍《とうけん》が出《で》るくらゐでありますから、甲胄《かつちゆう》もまた墓《はか》の中《なか》からたくさん出《で》て來《く》るのです。これはたいてい鐵《てつ》で作《つく》つたものでありまして、後《のち》の時代《じだい》の鎧《よろひ》や劍道《けんどう》のお胴《どう》に似《に》たようなものであります。なにぶん薄《うす》い鐵《てつ》の板《いた》でつくり、これを革《かは》の紐《ひも》で結《むす》び合《あは》せたものでありますから、今《いま》ではぼろ/\に壞《こは》れて、完全《かんぜん》に遺《のこ》つてゐるものは稀《まれ》
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