形《かたち》を彫《ほ》つたものなどがあります。しかしまづそんなのは例外《れいがい》であつて、普通《ふつう》はなんの裝飾《そうしよく》もなく簡單《かんたん》な小《ちひ》さな穴《あな》に過《す》ぎません。(第六十一圖《だいろくじゆういちず》)
[#「第六十一圖 日本古墳横穴」のキャプション付きの図(fig18371_62.png)入る]

      (ニ) 上古《じようこ》の帝陵《ていりよう》

 今《いま》まで私《わたし》はわが國《くに》の古墳《こふん》の形《かたち》と構造《こうぞう》について述《の》べてまゐり、次《つ》ぎには古墳《こふん》から發見《はつけん》せられる、いろ/\の品物《しなもの》についてお話《はなし》をするつもりでありますが、その前《まへ》にごく古《ふる》い時代《じだい》の天皇樣《てんのうさま》の御陵《ごりよう》、すなはち『みさゝぎ』について、少《すこ》し申《まを》し上《あ》げたいと思《おも》ひます。
[#「第六十二圖 蒲生君平」のキャプション付きの図(fig18371_63.png)入る]
 元來《がんらい》日本《につぽん》の古墳《こふん》の研究《けんきゆう》は、かの
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