つ》けて、運《はこ》ぶのにつごうよくしてをりますが、後《のち》にはその突起《とつき》がまた飾《かざ》りの意味《いみ》にも役立《やくだ》つことになつたのであります。またその次《つ》ぎには石《いし》を組《く》み合《あは》せて棺《かん》を造《つく》ることをしないで、蓋《ふた》と身《み》とは別々《べつ/\》として、石《いし》をくり拔《ぬ》いて、大《おほ》きな棺《かん》を造《つく》るように進歩《しんぽ》して來《き》ました。この類《るい》の石棺《せきかん》の蓋《ふた》は、家《いへ》の屋根《やね》に似《に》た形《かたち》に出來《でき》てゐるのもあり、また竹《たけ》を二《ふた》つに割《わ》つた形《かたち》をしてゐるのもあります。もっとも、この蓋《ふた》にはやはり今《いま》お話《はなし》した突起《とつき》が四隅《よすみ》に附《つ》いてゐるのが普通《ふつう》であります。(第五十六圖《だいごじゆうろくず》)このような石棺《せきかん》はなか/\大《おほ》きく、立派《りつぱ》なものでありまして、その中《なか》には、死者《ししや》のふだん所持《しよじ》してゐた大切《たいせつ》な品物《しなもの》をも、一《いつ》しょ
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