》で造《つく》つた人間像《にんげんぞう》や動物《どうぶつ》の像《ぞう》を墓側《はかそば》に立《た》てる風俗《ふうぞく》を聞《き》いて、それを土《つち》で作《つく》ることに考《かんが》へついたのかも知《し》れません。この野見宿禰《のみのすくね》といふ人《ひと》は、あの相撲《すまふ》をはじめたといはれてゐる同《おな》じ人《ひと》であります。とにかく埴輪《はにわ》といふものが垂仁天皇《すいにんてんのう》の御代前後《みよぜんご》から始《はじ》まつて、四五百年《しごひやくねん》ぐらゐもつゞいたことは確《たしか》らしいのであります。この埴輪《はにわ》といふ言葉《ことば》の埴《はに》といふのは粘土《ねんど》といふことで、輪《わ》といふのは輪《わ》の形《かたち》に竝《なら》べることから出《で》た名前《なまへ》だといふことであります。それで私共《わたしども》が古墳《こふん》へ行《い》つても、埴輪《はにわ》の人形《にんぎよう》や、筒形《つゝがた》のものゝ破片《はへん》などが發見《はつけん》された時《とき》には、その塚《つか》がごく古《ふる》いこの時代《じだい》のものであることを、推定《すいてい》することが
前へ
次へ
全290ページ中193ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
浜田 青陵 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング