《こんご》は土《つち》でもつて人間《にんげん》の像《ぞう》を作《つく》り、それを人間《にんげん》の代《かは》りに埋《うづ》めましたならば、古《ふる》くから傳《つた》はつてゐる風俗《ふうぞく》をも保存《ほぞん》し、また人間《にんげん》を生《い》き埋《うづ》めにするような、可愛《かわい》そうなことをなくすることが出來《でき》ると思《おも》ひますと申《まを》し上《あ》げましたので、天皇《てんのう》は、それは眞《まこと》によい思《おも》ひつきであると御賞《おほ》めになつて、それからは土《つち》で作《つく》つた人間《にんげん》などの像《ぞう》を墓《はか》の側《そば》に埋《うづ》めることになつたのだといふことです。元來《がんらい》墓《はか》の周圍《しゆうい》に、一《ひと》つは土《つち》が崩《くづ》れないように、もう一《ひと》つは飾《かざ》りのために、土《つち》で作《つく》つた筒形《つゝがた》の陶器《とうき》を竝《なら》べて埋《うづ》めるといふことは、その以前《いぜん》からもあつたように思《おも》はれますから、この野見宿禰《のみのすくね》のような人《ひと》は、支那《しな》で行《おこな》はれた石《いし
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