ロンドン大英博物館」のキャプション付きの図(fig18371_07.png)入る]
現在《げんざい》わが國《くに》にある博物館《はくぶつかん》はその數《すう》が少《すくな》いばかりでなく、殘念《ざんねん》ながら世界《せかい》に押《お》し出《だ》して優《すぐ》れた博物館《はくぶつかん》とは申《まを》すことが出來《でき》ません。そこで世界《せかい》で指折《ゆびを》りの博物館《はくぶつかん》といへば、どうしても西洋《せいよう》にあるのを擧《あ》げなければならないのです。しかし、どの國《くに》の博物館《はくぶつかん》が最《もつと》も良《よ》いかといふようなことは、容易《ようい》に斷言《だんげん》するわけにはまゐりません。各々《おの/\》博物館《はくぶつかん》にはそれ/″\の特色《とくしよく》があり、建《た》て物《もの》がわりあひに粗末《そまつ》でも、陳列品《ちんれつひん》に優《すぐ》れたものが多《おほ》いとか、陳列《ちんれつ》の方法《ほう/\》が良《よ》いとか、いろ/\の事情《じじよう》があつて、博物館《はくぶつかん》の優劣《ゆうれつ》をきめることは餘程《よほど》困難《こんなん》ですが、なん
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