供《そな》へ物《もの》をしたり、おまつりをするために、いろ/\のものが置《お》いてあつたに違《ちが》ひありませんが、それらの器物《きぶつ》は今日《こんにち》ではたいてい土《つち》に埋《うづ》もれて見《み》えなくなつたり、壞《こは》れてなくなつてしまつて、遺《のこ》つてゐるものは甚《はなは》だ少《すくな》いのであります。たゞ埴輪《はにわ》といつて、人《ひと》の像《ぞう》や動物《どうぶつ》の形《かたち》や壺《つぼ》の形《かたち》を土《つち》で造《つく》つたものが竝《なら》べてあつたことは、その殘《のこ》り物《もの》があるのでわかります。またこれらの墓《はか》の中《なか》には、死骸《しがい》をぢかに入《い》れたのではなく、石《いし》で造《つく》つた石棺《せきかん》だとか、石《いし》で造《つく》つた大《おほ》きい石《いし》の部屋《へや》が設《まう》けられて、その中《なか》に石棺《せきかん》あるひは木棺《もくかん》に、死骸《しがい》を納《をさ》めて葬《はうむ》られたのであります。私《わたし》はこれからまづ、墓《はか》の外《そと》にめぐらしてあつた、埴輪《はにわ》についてお話《はなし》をいたしまし
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