》の形《かたち》にも似《に》てゐますので、罐子塚《かんすづか》だとか、茶臼塚《ちやうすづか》とか、車塚《くるまづか》だとか、いろ/\の名《な》がついてをりますが、私共《わたしども》は前方後圓《ぜんぽうこうえん》の塚《つか》と呼《よ》んでをります。それは前《まへ》が四角《しかく》で後《うしろ》が圓《まる》いといふ意味《いみ》であります。この塚《つか》の模型《もけい》は特《とく》に置《お》いてありますから、それを御覽《ごらん》になるとよくわかります。またその後《うしろ》の圓《まる》いところと、前《まへ》の四角《しかく》なところとのつなぎめのところの兩側《りようがは》に、小《ちひ》さい圓《まる》い丘《をか》がついてゐることがあります。それがいかにも車《くるま》の兩輪《りようりん》に似《に》てゐますから、昔《むかし》の人《ひと》が車塚《くるまづか》といつたのは面白《おもしろ》い見《み》かただと思《おも》ひます。もっともこの形《かたち》の古墳《こふん》は、昔《むかし》でも偉《えら》い人《ひと》を葬《はうむ》るために造《つく》つたものでありまして、天皇樣《てんのうさま》だとか、皇族《こうぞく》の方
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