《で》るのであります。この南朝鮮《みなみちようせん》と北朝鮮《きたちようせん》とは、果《はた》して同一人種《どういちじんしゆ》が遺《のこ》したものであるかどうかは、考《かんが》へなければならぬことでありまして、私共《わたしども》はむしろ別《べつ》の民族《みんぞく》が遺《のこ》したものかと思《おも》ふくらゐであります。(第四十五圖《だいしじゆうごず》)
[#「第四十五圖 支那朝鮮新石器時代石器」のキャプション付きの図(fig18371_46.png)入る]

 さて、支那《しな》にはひりますと、朝鮮《ちようせん》に近《ちか》い滿洲《まんしゆう》にも、旅順《りよじゆん》や大連《だいれん》あたりからも石器《せつき》が非常《ひじよう》に多《おほ》く出《で》るのでありますが、石斧《せきふ》の中《なか》には平《ひら》たくて孔《あな》があり、角《かく》ばつた鑿《のみ》のようなものがありまして、支那《しな》の内地《ないち》から出《で》るものと非常《ひじよう》によく似《に》てゐるので、どうしてもこれは支那人《しなじん》の祖先《そせん》が使用《しよう》したものらしく思《おも》はれるのであります。土器《どき
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