《ちか》いものが出《で》まして、石器《せつき》も磨製《ませい》のもので、石斧以外《せきふいがい》に日本《につぽん》ではめったに見《み》ることの出來《でき》ない綺麗《きれい》に磨《みが》いた鋭《するど》い矢《や》の根《ね》や、また石《いし》の劍《つるぎ》が出《で》て來《き》ます。この土器《どき》も石器《せつき》も、日本《につぽん》のものは餘程《よほど》違《ちが》つたところがありまして、石器時代《せつきじだい》の末《すゑ》、金屬《きんぞく》が使用《しよう》されるようになつた時代《じだい》のものかも知《し》れません。たゞ石斧《せきふ》の中《うち》には、日本《につぽん》の各地《かくち》から出《で》るのと同《おな》じように、刳《ゑぐ》りのはひつたものゝ出《で》ることは注意《ちゆうい》すべきでありませう。北朝鮮《きたちようせん》からは石器《せつき》も土器《どき》も出《で》ますが、その土器《どき》は南朝鮮《みなみちようせん》のものとは少《すこ》し違《ちが》つて、どちらかといふと日本《につぽん》の繩紋式土器《じようもんしきどき》に多少《たしよう》似《に》た、あらい線《せん》の模樣《もよう》のあるのが出
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