》や模樣《もよう》は單純《たんじゆん》であつて、前《まへ》のものほど複雜《ふくざつ》でないといふことが出來《でき》ます。しかも同《おな》じ形《かたち》をした土器《どき》が同時《どうじ》に多《おほ》く出《で》て來《き》ますところを見《み》ますと、これらの土器《どき》は、今日《こんにち》のように工業的《こうぎようてき》に製造《せいぞう》せられたものと想像《そう/″\》することが出來《でき》ます。私共《わたしども》はこの種《しゆ》の土器《どき》を彌生式土器《やよひしきどき》と呼《よ》んでをりますが、それは最初《さいしよ》東京本郷《とうきようほんごう》の帝國大學《ていこくだいがく》の裏《うら》の所《ところ》に當《あた》る彌生町《やよひちよう》にあつた貝塚《かひづか》から出《で》た土器《どき》から名《な》を取《と》つたのです。これに對《たい》し前《まへ》の形《かたち》の土器《どき》を繩文式土器《じようもんしきどき》と稱《しよう》してをります。かように二《ふた》つの土器《どき》の種類《しゆるい》があつて、互《たがひ》に違《ちが》つてゐるのは、これを作《つく》つた民族《みんぞく》の人種《じんしゆ》が
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