くろ》ずんだ色《いろ》の土器《どき》とは異《こと》なつて、たゞの茶色《ちやいろ》の土器《どき》です。(第四十四圖《だいしじゆうしず》)それは作《つく》る時《とき》の窯《かまど》が、前《まへ》のものより進歩《しんぽ》して、燒《や》く時《とき》に燻《いぶ》されなかつたからでありまして、土器《どき》の製作法《せいさくほう》が一段《いちだん》進《すゝ》んだものと見《み》られますが、その土器《どき》の形《かたち》からいひますと、前《まへ》のものほど多《おほ》くの種類《しゆるい》がありません。壺《つぼ》とか鉢《はち》とかきまつた形《かたち》のものばかりでありまして、ことに壺《つぼ》には尻《しり》の方《ほう》が、つぼんだ無花果《いちじゆく》のような形《かたち》をしたものが多《おほ》いのです。また模樣《もよう》はたいていありません。よしありましても、直線《ちよくせん》などを細《ほそ》く切《き》り込《こ》んだもので、前《まへ》に述《の》べた土器《どき》のように、曲線《きよくせん》だとか繩《なは》だとか莚《むしろ》だとかの形《かたち》を押《お》したものは見當《みあた》りません。一般《いつぱん》に形《かたち
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