《しようこだ》てゝをります。(第四十圖《だいしじゆうず》)
 しかしこの骨角器《こつかくき》は、當時《とうじ》においてはその數《すう》がたくさんあつたことでせうが、腐《くさ》り易《やす》いために石器《せつき》のように今日《こんにち》多《おほ》く遺《のこ》つてをりません。それから、これら骨角器《こつかくき》によつて獸《けだもの》の種類《しゆるい》を調《しら》べて見《み》ますと、たいてい猪《ゐのしゝ》と鹿《しか》のものであることがわかり、また貝塚《かひづか》から出《で》て來《く》る骨《ほね》や角《つの》の類《るい》を見《み》ても、やはり猪《ゐのしゝ》や鹿《しか》が主《おも》なるものであります。それから推《お》して石器時代《せつきじだい》の人間《にんげん》は貝《かひ》や魚《さかな》の他《ほか》に、主《おも》に猪《ゐのしゝ》だとか鹿《しか》だとかを狩《か》りして食料《しよくりよう》にしてゐたことが知《し》られます。
 また骨角器以外《こつかくきいがい》に貝殼《かひがら》で造《つく》つた器物《きぶつ》もないではありませんが、それは主《おも》に裝飾《そうしよく》に用《もち》ひられたもので、中《なか
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