あつたかも知《し》れません。鑿《のみ》のような刃《やいば》のついてゐる一寸《いつすん》ぐらゐの小《ちひ》さい石斧《せきふ》もありますが、これは石斧《せきふ》といふよりも、石鑿《いしのみ》といつた方《ほう》が適《てき》してゐるように思《おも》はれます。今《いま》申《まを》したような石《いし》を磨《みが》いて造《つく》つた石斧《せきふ》を私共《わたしども》は磨製石斧《ませいせきふ》といつてゐます。(第三十九圖《だいさんじゆうくず》)
[#「第三十八圖 石器製作の圖」のキャプション付きの図(fig18371_39.png)入る]
 それからまた石斧《せきふ》の中《うち》に、磨《みが》いて造《つく》らずして、たゞ石《いし》を打《う》ちわつて造《つく》つたごく荒《あら》い粗末《そまつ》な斧《をの》があります。それには細長《ほそなが》い短册型《たんざくがた》のものもありますが、時《とき》には分銅型《ふんどうがた》のものもあります。これを打製石斧《だせいせきふ》といつてゐます。しかし打製石斧《だせいせきふ》には實際《じつさい》物《もの》を切《き》るために役立《やくだ》つ刃《やいば》がありません。それ
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