つて研究《けんきゆう》し、本當《ほんとう》によくわかつて來《き》たのは新《あたら》しいことであります。それは今《いま》から五十年程前《ごじゆうねんほどまへ》に、アメリカから日本《につぽん》の大學《だいがく》の教授《きようじゆ》になつて來《き》たモールスといふ先生《せんせい》が、初《はじ》めてわれ/\に教《をし》へてくれたのであります。この先生《せんせい》は動物學者《どうぶつがくしや》でありまして、日本《につぽん》へ來《く》る前《まへ》に、アメリカのフロリダといふ所《ところ》で石器時代《せつきじだい》の貝塚《かひづか》を掘《ほ》つた經驗《けいけん》があり、その方面《ほうめん》の學問《がくもん》にも詳《くは》しい人《ひと》でありました。明治十二年《めいじじゆうにねん》に船《ふね》で横濱《よこはま》に着《つ》きまして、その頃《ころ》出來《でき》てゐました汽車《きしや》で東京《とうきよう》へ行《ゆ》く途中《とちゆう》、汽車《きしや》の窓《まど》からそこら邊《へん》の風景《ふうけい》を眺《なが》めてをりました。ところが大森驛《おほもりえき》[#ルビの「おほもりえき」は底本では「おはもりえき」]の
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