人達《ひとたち》も多《おほ》く集《あつ》めてゐる間《あひだ》に、これは天狗《てんぐ》の使《つか》つたものだとか神樣《かみさま》のものとかではなくて、人間《にんげん》が昔《むかし》使用《しよう》したものであらうと考《かんが》へ出《だ》して來《き》ました。また新井白石《あらゐはくせき》のような偉《えら》い學者《がくしや》は、これは昔《むかし》北海道《ほつかいどう》から樺太《からふと》に棲《す》んでゐた肅愼《しゆくしん》といふ民族《みんぞく》が使用《しよう》したものであらうと考《かんが》へ、百年《ひやくねん》ほど前《まへ》に日本《につぽん》へ來《き》たシーボルドといふ西洋人《せいようじん》は、これは昔《むかし》のアイヌ人《じん》が使《つか》つたものだらうといつてをりました。
[#「第三十五圖 モールス先生」のキャプション付きの図(fig18371_36.png)入る]
しかし、この石器《せつき》が人間《にんげん》の使《つか》つたものであり、また、かような石器《せつき》を使《つか》つた人間《にんげん》が日本《につぽん》のこゝかしこにも棲《す》んでゐたといふことを、現場《げんじよう》を掘《ほ》
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