あるねるげ[#「ねるげ」に傍点]といふもので、これは石《いし》を圓《まる》くつみ上《あ》げ根元《ねもと》は太《ふと》く、先《さき》ほど少《すこ》しづつ細《ほそ》くなつてゐる塔《とう》のようなもので、他《ほか》の地方《ちほう》には見《み》ることが出來《でき》ないものです。

      (ニ) 金屬《きんぞく》の發見《はつけん》と使用《しよう》

 人類《じんるい》は前《まへ》に述《の》べましたとほり、長《なが》い年月《としつき》、石《いし》をもつて器物《きぶつ》を造《つく》つて、金屬《きんぞく》を使用《しよう》することを知《し》らなかつたのでありますが、その間《あひだ》に自《おの》づと天然《てんねん》に石《いし》の間《あひだ》に混入《こんにゆう》したり、あるひは砂《すな》の中《なか》に轉《ころが》つてゐる金屬《きんぞく》などを知《し》り、遂《つひ》にはそれを使用《しよう》するようになつて來《き》ました。そしてそれらの金屬《きんぞく》をもつて造《つく》つた器物《きぶつ》の方《ほう》が、石《いし》で造《つく》つたものよりは工合《ぐあひ》のよいことを知《し》つてからは、だん/\石《いし》の代
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