ゝ》な家《うち》の夫《とゝま》の七兵衞さんの死骸が出たのじゃが」
永「えゝ何……死骸それは……どゞどうして出た」
眞「何うして出たもないもんじゃ、あんたは此所《こゝ》なお梅はんと深い中になって、七兵衞さんが在《あ》っては邪魔になるからと云うので、あんた七兵衞さんを殺して縁《いん》の下へ隠したじゃろう、隠さいでも宜《え》いじゃアないか、えゝ左様《そう》じゃないか、直ぐに庄吉は縛られて二番町の町会所へ送られ、私《わし》は物置の中に隠れて居《え》て見付からなかったから、漸《ようよ》う這出して、皆出た後《あと》でそうっと抜出して此処まで来たのでげすがな、私がぐずぐずしてると直《すぐ》に捕《つか》まります、捕まって打叩《ぶちはた》きされて見れば、庄吉は知らぬでも私は貴方《あんた》が楽しんで居《え》る事は知って居《え》るから、義理は済まぬと思いながらも打《ぶ》たれては痛いから、実は師匠の永禪和尚はお梅はんと悪い事をして居ります、それ故七兵衞さんを殺して縁《いん》の下へ隠したのでございましょうと私が云うたら、あんたも直に縛られて行って、お処刑《しおき》を受けんではなるまいが、そうじゃないか」
永「ふ
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