屹度《きっと》遣って来るに違いない、法恩寺村の私の処へ来たら富五郎さん/\というて富五郎を側に寄せ、腕を押えてさア白状しろ、一角に頼まれて鼻薬を貰って、惣次郎さんを殺したと云え、どうだ/\いわなけりゃア土性骨《どしょうぼね》を殴《どや》して飯を吐かせるぞ、白状すれば、命は助けて遣るというたら、痛いから白状するに違いない、実は是れ/\/\/\であると喋ったら旨いもんで然《そ》うしたら富五郎はくり/\坊主にして助けても好《よ》し、物置へ投《ほう》り込んでも好《い》いが、愈々《いよ/\》一角と決ったらお隅|様《さん》は繊細《かぼそ》い女、お母様《っかさん》は年を取って居り、惣吉|様《さん》はまだ子供だから私が先へ行きます、一角の処へ行って、偖《さて》先生大生郷の天神前で、飛んだ不調法を致しましたが何卒《どうか》堪忍しておくんなさいと只管《ひたすら》詫びる、然《そ》うすれば斬ることは出来ぬからうっかり近寄る近寄ったら両方の腕を押えて動かさぬ、さア手前《てめえ》が惣次郎を殺した事は富五郎が白状した、敵《かたき》を取るから覚悟をしろと腕を押えた処へ、お前|様《さん》が来て小刀《こがたな》でも錐《き
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