おせいは私の藥を飮むための用意の魔法壜を肩にさげさせられた。さうした背丈の低い彼女の姿を、私は遠い郷里の山の中へ置いて、頭の中に描いて見た。
底本:「子をつれて 他八篇」岩波文庫、岩波書店
1952(昭和27)年10月5日第1刷発行
1987(昭和62)年4月8日第7刷発行
底本の親本:「葛西善藏全集」改造社
1928(昭和3)年
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:蒋龍
校正:林 幸雄
2009年10月8日作成
青空文庫作成ファイル:
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