により」に丸傍点]、世界の道理により[#「世界の道理により」に丸傍点]、世界の利益のため[#「世界の利益のため」に丸傍点]、世界的大運動に出でしやまた明白ならず耶[#「世界的大運動に出でしやまた明白ならず耶」に丸傍点]。
『亞細亞の日本[#「亞細亞の日本」に白丸傍点]』とは何ぞ[#「とは何ぞ」に白丸傍点]。世界と云ひ[#「世界と云ひ」に白丸傍点]、亞細亞と云ふ[#「亞細亞と云ふ」に白丸傍点]、獨り其の大小の差あるのみならず[#「獨り其の大小の差あるのみならず」に白丸傍点]、性質に於て全く相反す[#「性質に於て全く相反す」に白丸傍点]。『亞細亞の日本』と云ふは、地理的空名の上に超然たる大國民をして、退きて偏隅に割據して、地理的空名に掣肘せられしむる者也。人種の區別に制せられざる大國民をして、人種的嫉爭の狹隘界に退かしむるもの也。東西文明の英華を食ひ、世界の高所に立つ國民をして、退きて東洋歴史の惰力に制せられしむる也。即ち世界を相手とし[#「即ち世界を相手とし」に白丸傍点]、世界の高所に立ち[#「世界の高所に立ち」に白丸傍点]、世界の順勢に乘じ[#「世界の順勢に乘じ」に白丸傍点]、世界の力
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