]、漸やく他の勢力を利用するも日本の干渉を※[#「冫+咸」、146−下−26]ぜんとするを見る[#「漸やく他の勢力を利用するも日本の干渉を※[#「冫+咸」、146−下−26]ぜんとするを見る」に白丸傍点]。現に三百萬圓の貸附金の如きも、彼等は約しては負き、負きては約し、曖昧躊躇す。而して其の實は他の某國より五百萬圓を貸與せんと云ふの喚諾に迷ふて然る也。また、其の三百萬圓の抵當の如きも、日本政府、海關税を以て之に充てしめんとすれば、已に他の國家に對して抵當とせるを發見す。列國の形勢[#「列國の形勢」に丸傍点]、經濟上の欠乏[#「經濟上の欠乏」に丸傍点]、其政治家の狡獪は[#「其政治家の狡獪は」に丸傍点]、内外上下相結合して[#「内外上下相結合して」に丸傍点]、到底日本をして主一の保護者たらしめず[#「到底日本をして主一の保護者たらしめず」に丸傍点]。第二の支那を他より招かずんば休せざるべし[#「第二の支那を他より招かずんば休せざるべし」に丸傍点]。此時に方つては吾人は恐るべき一大勢力と相交渉せざるべからざるを發見せん[#「此時に方つては吾人は恐るべき一大勢力と相交渉せざるべからざるを發見
前へ 次へ
全15ページ中8ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
竹越 三叉 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング