べきを信ぜんと欲す。吾人は魚允中を親愛すること泳に※[#「冫+咸」、146−下−4]ぜず。其日本の恩義に負かざるを信ぜんと欲す。然れども[#「然れども」に二重丸傍点]、吾人は日本の恩義よりも更らに彼等に取りて重大なるものあるを忘るべからず[#「吾人は日本の恩義よりも更らに彼等に取りて重大なるものあるを忘るべからず」に二重丸傍点]。彼等の權力也[#「彼等の權力也」に二重丸傍点]。彼等の見る所の朝鮮の運命也[#「彼等の見る所の朝鮮の運命也」に二重丸傍点]。彼等日本を以て此二者に撞着すると爲すとき[#「彼等日本を以て此二者に撞着すると爲すとき」に二重丸傍点]、豈に飜然とし手を覆すなきを保せん耶[#「豈に飜然とし手を覆すなきを保せん耶」に二重丸傍点]。况んや彼等もまた大院君[#「况んや彼等もまた大院君」に二重丸傍点]、閔泳駿と等しく朝鮮政治家なるを耶[#「閔泳駿と等しく朝鮮政治家なるを耶」に二重丸傍点]。
彼等の山河已に生色なし、彼等の國力、はた自ら立つ能はず、彼等の固有の實力、已に自ら立つるに足るものなし。然れども、セルヴヰ[#「セルヴヰ」に二重傍線]、モンテネグロ[#「モンテネグロ」に二重
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