らねばならないのだ。そして直ちに地球防衛の旗印の下に協力し結束し、彼等を迎える準備を急いで始めなければならないのだ。それは必ずしも戦備ではない。いや、戦備よりもむしろ平和的交渉の方法と手段とを研究し用意することになる。地球の上に人類|相斃《あいたお》し合う戦争が永遠に封鎖されなければならないと同時に、大宇宙にもまた宇宙戦争を生ぜしめてはならないのだ。
 大西洋の海底に突如として現われた怪人集団は、地球人類をして、永年繰返された人類同士の戦争に対し見事に終止符をうたせることになった。ウラル号を指して、呉越同舟だなんて嗤う者があったら、それは愚劣であろう。ヤクーツク[#、93−下段−9]造船所は、秘密の耐圧潜水艦を提供し、しかもワーナー博士とアンダーソン教授の希望どおりに短期間に改造を加え、乗組員の全部を提供した。至宝ワーナー博士とアンダーソン教授は、ウラル号にその運命を托したのだ。この快挙を具体化させた者は、ドレゴ、水戸、エミリーの三人と、太《ふと》っ肚《ぱら》のケノフスキーだった。彼等間の友愛と信頼感と感情とが、この事を早く搬んだのであった。

  怪人集団を呼ぶ

 ウラル号は粛々《
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