[チェがその愛兒《いとしご》とともにめぐりつゝ日毎《ひごと》に蔽《おほ》ふ方《かた》より來り 三一―三三
ローマとそのいかめしき業《わざ》――ラテラーノが人間の爲すところのものに優れる頃の――とを見ていたく驚きたらんには 三四―三六
人の世より神の世に、時より永劫に、フィオレンツァより、正しき健《すこや》かなる民の許《もと》に來れる我 三七―三九
豈《あに》いかばかりの驚きにてか滿されざらんや、げに驚きと悦びの間にありて、我は聞かず言はざるを願へり 四〇―四二
しかして巡禮が、その誓願をかけし神殿《みや》の中にて邊《あたり》を見つゝ心を慰め、はやその状《さま》を人に傳へんと望む如く[#四二]
我は目をかの生くる光に馳せつゝ、諸※[#二の字点、1−2−22]の段《きだ》に沿《そ》ひ、或ひは上或ひは下或ひは周圍《まはり》にこれを移し 四六―四八
神の光や己が微笑《ほゝゑみ》に裝《よそ》はれ、愛の勸《すゝ》むる諸※[#二の字点、1−2−22]の顏と、すべての愼《つゝしみ》にて飾らるゝ諸※[#二の字点、1−2−22]の擧動《ふるまひ》とを見たり 四九―五一
おしなべての天堂の形をわれ既に悉く認
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