ともに鳥にして羽を交換《とりかは》しなば、またかくの如くなるべし 一三―一五
次序《ついで》と任務《つとめ》とをこゝにて頒《わか》ち與ふる攝理、四方《よも》の聖徒達をしてしづかならしめしとき 一六―一八
わが聞ける言《ことば》にいふ。われ色を變ふと雖も異《あや》しむ莫《なか》れ、そはわが語るを聞きて是等の者みな色を變ふるを汝見るべければなり 一九―二一
わが地位、わが地位、わが地位(神の子の聖前《みまへ》にては今も空《むな》し)を世にて奪ふ者 二二―二四
わが墓所《はかどころ》をば血と穢《けがれ》との溝となせり、是においてか天上より墮《お》ちし悖《もと》れる者も下界に己が心を和らぐ。 二五―二七
是時我は、日と相對《あひむか》ふによりて朝《あした》夕《ゆふべ》に雲を染めなす色の、遍《あまね》く天に漲《みなぎ》るを見たり 二八―三〇
しかしてたとへばしとやかなる淑女が、心に怖《おそ》るゝことなけれど、他人《ひと》の過失《おちど》をたゞ聞くのみにてはぢらふごとく 三一―三三
ベアトリーチェは容貌《かたち》を變へき、思ふに比類《たぐひ》なき威能《ちから》の患《なや》み給ひし時にも、天かく暗く
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