獄に降りて苦しみをうけざりしさきには、我を裏《つゝ》む喜悦《よろこび》の本《もと》なる至上の善、世にてI《イ》と呼ばれ 一三三―一三五
その後EL《エル》と呼ばれにき、是亦|宜《うべ》なり、そは人の習慣《ならはし》は、さながら枝の上なる葉の、彼散りて此生ずるに似たればなり 一三六―一三八
かの波の上いと高く聳《そび》ゆる山に、罪なくしてまた罪ありてわが住みしは、第一時より、日の象限《しやうげん》を變ふるとともに 一三九―
第六時に次ぐ時までの間なりき。 ―一四四
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第二十七曲
父に子に聖靈に榮光あれ。天堂|擧《こぞ》りてかく唱《とな》へ、そのうるはしき歌をもて我を醉はしむ 一―三
わが見し物は宇宙の一微笑《ひとゑみ》のごとくなりき、是故にわが醉《ゑひ》耳よりも目よりも入りたり 四―六
あゝ樂しみよ、あゝいひがたき歡びよ、あゝ愛と平和とより成る完《まつた》き生よ、あゝ慾なき恐れなき富よ 七―九
わが目の前には四《よつ》の燈火《ともしび》燃えゐたり、しかして第一に來れるものいよ/\あざやかになり 一〇―一二
かつその姿を改めぬ、木星《ジョーヴェ》もし火星《マルテ》と
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