なりしなるべし 三四―三六
かくてピエートロ、容貌《かたち》の變るに劣らざるまでかはれる聲にて、續いて曰ふ 三七―三九
抑※[#二の字点、1−2−22]クリストの新婦《はなよめ》を、わが血及びリーン、クレートの血にてはぐゝめるは、これをして黄金《こがね》をうるの手段《てだて》たらしめん爲ならず 四〇―四二
否《いな》この樂しき生を得ん爲にこそ、シストもピオもカーリストもウルバーノも、多くの苦患《なやみ》の後血を注げるなれ 四三―四五
基督教徒《クリスティアーニ》なる民の一部我等の繼承者《けいしようじや》の右に坐し、その一部左に坐するは、われらの志しゝところにあらじ 四六―四八
我に委《ゆだ》ねられし鑰《かぎ》が、受洗者《じゆせんじや》と戰ふための旗のしるしとなることもまた然《しか》り 四九―五一
我を印の象《かた》となして、贏利虚妄《えいりきよまう》の特典に捺《お》し、われをして屡※[#二の字点、1−2−22]かつ恥ぢかつ憤《おこ》らしむることも亦然り 五二―五四
こゝ天上より眺むれば、牧者の衣を着たる暴《あら》き狼|隨處《いたるところ》の牧場《まきば》に見ゆ、あゝ神の擁護《みまもり》
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